夜中に降った雨の名残。歩き始めて、木々の枝に雫がたまっている。それを覗き込めば世界は逆さまに見える。今日も朝焼けは気持ちがよくて、この日差しが登り切る前の時間がもしかしたら一番好きかもしれない。町から降りたら、ひたすらワイン畑の平野を歩く。 お昼前には日差しが強く降り注いだ。中継地点のLogronoに到着。ここはPamplonaよりは小さいけれどこれまで通り抜けてきた都市よりも幾分大きい。大きいと困るのが巡礼の印探し。まったく緑しかない場所であれば帆立貝の黄色マークと青い看板がぱっと目につくのだけれど、都市部にはそれがなく違うデザインになっていることが多々あった。今回も同様で、地面に書かれてい…続きを読む