もはや今日が何曜日か分からなくなった。そういえばほかの巡礼者からは「日曜日には気をつけてね」となんども聞かされていたのだった。よほど大きい街でなければスーパーや薬局は閉まるから買いたいものが買えなくなる。確かに今後小さい街が増えてくるから、薬局や巡礼用品で欲しいものがあれば今日中に購入しておいたほうがいい。まずは巡礼のガイドブックを手に入れたかった、Saint-JeanでもらったものはあくまでもA4白黒のコピー用紙だったから、地図の詳細や工程の情報が掲載された冊子があればいいなと。 本屋さん、アウトドア用品店を探し散策していると偶然、巡礼用品専門店を見つけた。店内にはTシャツや靴下から、ピンバ…続きを読む
月別: 2018年9月
一期一会の意味を知るパンプローナ【カミーノ巡礼記3日目】
夜中にざあざあと雨が降ったようだ、確かに夢の中だったかうろ覚えの意識下で雨音や雷が聞こえた気がする。小さな窓から必死にスペースを見つけて干した洗濯物はもちろん乾いていない。雨の予感をみせなかった昨晩の空を恨むでもなく、仕方ないからとリュックに靴下を吊るし、乾かしながら歩くことに。幸い、朝のスタートは霧がかかる程度だったので安心して1日のスタートを切る、時刻は7時半。 昨晩のアルベルゲでは6人部屋で、その部屋を占めたのはほぼドイツ人だった。母と息子の2人と20代の女の子たち3人。就寝前には賑やかにおしゃべりを始めて、話に終わりが見えない。「眠れないから静かにして、ここはあなたたちの部屋じゃない」…続きを読む